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聖地巡礼旅行 ~長崎・精霊流し~

執筆者の写真: 九州大学さだまさし同好会
九州大学さだまさし同好会
9月14日
読了時間: 5分

 精霊流しから、気づいたら1ヵ月経っていました。ブログの更新がかなり遅くなってしまって申し訳ない。なるべく詳細に書いていきますので、許してちょうだいませませ。


 今回私は、九州大学のある福岡市西区から長崎まで車で行くことを選択しました。理由は大きく2つ。

 ひとつは、公共交通機関を使うと時間に縛られるから。私、観光や見学のときに時間を気にするのが嫌なんです。とにかく満足するまで体験をしたいんですよね。当然、夜遅くなるほど福岡に戻る便が減っていきますので、それによる焦燥感を避けたかったんです。

 もうひとつは、博多までが遠いから。長崎に最も速く到着するには、博多から特急リレーかもめに乗って武雄温泉に行き、西九州新幹線かもめに乗り換えて長崎というルートなんです。しかしながら、九州大学伊都キャンパスの最寄り駅(笑)であるJR筑肥線の九大学研都市駅から博多までは片道40分。しかも結構な遠回りになるんです。これなら車の方がベターかと思って、今回は車で行くことにしました。


 しかし、長崎市内は交通規制がかなり入る上、知らない土地で駐車場を探すのは一苦労です。そこで考えたのが、JR長崎本線沿いのどこかに停めてJRで市内を目指すという方法。いろいろ調べた結果、諫早市にある喜々津駅を選択しました。長崎本線は喜々津から先、二手に分かれて長崎に向かうんです。つまり、どちらの線を通る列車にも乗れるというメリットがあります。さらに、駅前の駐車場が60分で100円。これは安いということで、そこを選択しました。


 17時半ごろ長崎駅に着きまして駅舎を出ますと、故郷は春……ではなく、銃撃戦のような音が響いていました。最初はびっくりしましたね。さすがにまだ始まっていないだろうと思っていましたので、「何の音だこれは」と考えながら歩いていました。周囲の人間が普通の顔をして歩いているんで、特に危険性はないんだろうとか思っていたんですが、「あぁ爆竹!」となるまでに数分かかりました。この後はいちいち書きませんが、市内を歩く間ずっと爆竹の音は鳴り続けていました。

 ちょうど交通規制が始まろうとするタイミングだったので、道は結構渋滞していましたね。しかも通勤ラッシュの時間帯だったので、バスも路面電車もほぼ満員。そもそも乗るつもりもなかったので、そのまま歩道をスタスタと歩いていきました。


 長崎駅から路面電車に沿って南へ行き、大波止の交差点から崇福寺方面へ進んでいきました。ちょうど交通規制のあった道を辿った感じですね。私が歩いたのが18時頃だったので既に交通規制は敷かれており、爆竹が鳴らされる中を精霊船が続々と下っていっておりました。中には一度止まって花火をする団体も。沿道には観光客っぽい人がかなり多く、一見すると活気があるなぁという感じでした。

 崇福寺周辺にあります自由飛行館まで歩き、店の前で一度休憩をしました。この辺りまで来ると、精霊船の行列が大渋滞。車を通しつつ、少しずつ前に動きつつ、といった感じでした。

 そのあとは来た道を戻るように大波止まで戻り、諏訪神社まで歩いて往復して長崎駅からJRで帰りました。大波止には精霊船を回収する担当の人がいて、その受け渡し場所の前に装飾を取り外すスペースがあって、そして裏では重機が音を立てて動いているという光景を目の当たりにしましてね。「あぁコンサートトーク集で聞いた『海へ放り投げる』というのはもう見られないんだなぁ」と思うと少し寂しかったですね。


 精霊流しを実際に見に行きますと、事前の予習が大事ということを痛感しますね。先ほども書いた通り、一見すると活気のあるお祭りなんです。しかし、精霊船の周りにいる人々の表情をよく見ていますと、どこか寂しげですこし暗いんですよね。さださんの言葉でいうと、精霊流しは「凄絶な別れの儀式」です。これを知っているかどうかで、見え方が大きく変わるというのを実感しました。

 また、長崎の人たちがどれだけ精霊流しに熱を入れているかということも見ることができました。といいますのが、立派な船を出している家族もありましたが、地区でまとまって1つの船を出している様子をいくつか見かけました。さらに、本当に小さな船を2人で担いで歩いている光景も数回見ることができました。大事なのは船の大小じゃないんですね。お世話になった人に別れを告げ、心を込めて送り出す、その心が大事なんだなぁと感じました。


 ここからは余談です。実は、家に着いてから一悶着ありました。家事や風呂なんかを済ませて布団に入って「さぁ寝るぞ」と思ったときに、耳の奥から爆竹の音がするんです。その日はなかなか寝られませんでした。


 さて、来年以降の精霊流しですが、もう1人で行くのは勘弁してほしいなというのが正直なところです。1人だと自由に歩き回れるというメリットはありますが、気持ちがどんどん沈んでいくという大きなデメリットがありました。来年の8月15日、お盆期間中で帰省されている方も多いと思いますが、もし「一緒に行こうじゃないか」という方がいらっしゃれば連絡いただければと思います。

 また、車は喜々津駅に停めると良いという話や精霊流しを効率良く見られるウォーキングコースなど、参考になれば幸いです。質問なども遠慮なく。ではでは。

 
 
 

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